ナパは自転車フレンドリーな場所である。
日本でもこのところ、自転車通行用の表示が道路に表示されるようになったが、しばしば、路上駐車車両によってふさがれていて自転車通行の用の表示は意味をなさないと思う。
これに対し、ナパは段違いに自転車に優しい。
まず、LANE BIKEという表示が道路上になされているところでは、自転車の用の道路の幅員はなんと1.8m以上あるところもあった。
そして、場所によってはそのさらに右側に(アメリカは右側通行)路上駐車用のレーンまである。そうした場所では日本のような事態はあり得ない。
それほど恵まれていない場所でもLANE BIKEの表示の場所において路上駐車車両がああることはほとんどなかったように思う。
さらに3FEETという表示がなされた自転車用のレーンもあった。3フィートは約90センチであり、日本における自転車通行の表示の場合の幅員と大差ない体感であるし、自転車通行のレーンをふさぐ路上駐車車両は皆無に等しいので、むしろ安心である。
くわえて山に入っていくと、自動車と自転車は道路をシェアするようにという表示があったり、道路の真ん中に自転車の通行を示すマークが表示されていたり、誠に自転車に優しい。
よって、たいていの場所は自転車で比較的安全に行ける。交通量も圧倒的に少ないし、東京で自転車に乗るよりはるかに安全であることはまちがいない。